【Wildflowers Letter vol.25】懺悔
誰よりもわたしたち家族を愛し、いつも側にいてくれるKへ捧ぐ
三島ミホ子
2025.10.26
誰でも
わたしは、必ずやってくる別れに傷つくことを恐れるあまり、大切なものを大切にすることから逃げ、触れることを諦める癖がある。けれど、彼を失う間際になった今思う。いずれ別れが訪れてしまうのなら、出会うことができた幸運を、ともに過ごすことができる時間を、可能な限り愛しむべきだったんだ。
こんなにも弱く、臆病で、愚かなわたしをどうか許してほしい。
できることならば、ほんの少しの慈悲を。
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