【Wildflowers Letter vol.21】金木犀の香りが苦手

この時期は生きるのが誠に辛い。
三島ミホ子 2025.10.11
誰でも

 おはようございます。鍋いっぱいに作ったミネストローネを毎日飽きもせず食べ続けているミホ子です。

 朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。わたしはここ最近調子が良く、わたしなりにですが、毎日を精力的に生きています。少しずつ日常生活を取り戻しているといったところでしょうか。

 わたしの家の周りには比較的緑が多く、季節の移ろいを感じさせてくれる大切な要素のひとつなのですが、今朝は紅葉し始めた樹々が曇天の空に彩りを与え、木の葉が風に吹かれてカサカサと乾いた音をたてているのを感じ、昨今の政治状況に憂鬱な影を落とされていた心に静寂が訪れ、随分と穏やかになったものです。そうした精神基盤の安寧があってこそ、社会に対してアクションができるというものだと、このところ思います。

 日本の政治が大きく動こうとしている今日において、今まで以上にわたしたちのウォッチする目や声が重要になっている気がしています。わたしはまだまだ勉強不足なので、偉そうなことは言えませんが、でも政治って知識人だけが語る資格を持っているわけではないし、日々の暮らしに精一杯なわたしだからこそ感じる不安や疑問を話すことは決してそれに劣るものではないと思っています。それぞれがそれぞれの立場から話すことこそ、多様な文化と共生する上で大切なプロセスなのではないでしょうか。日本ではまだその土壌が整っているとは言い難いですが、少しずつ、そんな価値観が広まればいいなと思います。

でも、勉強はする。

でも、勉強はする。

 ちなみに皆さんはどうやって日々のニュースをキャッチしていますか?わたしはテレビを見ないので、もっぱらラジオ、というかポッドキャストを聞くようにしています(以前は朝日新聞を購読していたのですが、金欠のため一時中断中…)。以下、社会問題を考えるときにおすすめのポッドキャスト番組を載せておきますので、ご興味あれば。皆さんのおすすめもあればぜひ教えていただきたいです。

植物の秋が来た

 金木犀の香りがすごいことになっていますね。近所が立派な金木犀の生垣だらけなので、この独特な甘ったるい香りが大の苦手なわたしとしては大変に困っています。結構好きな人が多い印象ですが、なぜわたしはそちら側になり得なかったのか、甚だ疑問です。とはいえ、窓を開けないわけにもいかないですし、外に出ないわけにもいかないので、この時期は生きるのが誠に辛い。植物好きとはいえ、受け付けないものもあるのです。後生ですから、一刻も早くこのスメハラが終わりますように。

 それにしても、今年の酷暑を耐え抜いた我がベランダフラワーズが今またバシバシ花を開かせはじめており、それはもう麗しいことこの上ないです。人間はせっせと水と肥料をやり、時に剪定し、時に虫たちと戦うのみでございます。このような尊いお役目を頂戴し、恐悦至極にございます。本当は秋バラなんて洒落たものを育てたかったのですが、それは上級者向けだと言われ断念。あ、そろそろ来年の春に向けてチューリップの球根も大量に植えたいですね。

モリモリなブルーラグーン。

モリモリなブルーラグーン。

珍しい白い彼岸花が咲いていた。

珍しい白い彼岸花が咲いていた。

 短いですが、今回はこの辺で。ではでは。

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