【Wildflowers Letter vol.3】行儀が悪くて何が悪い

ということで、今日はこの三日間を取り戻すかの如く都内を闊歩して回ったのでした。
三島ミホ子 2025.01.09
誰でも

アクティビティな一日でした。へとへと。

筋トレの末路

本日は今年初のプラごみ収集日。気合いで8時に起きて無事出せませた。ありがとうございます。お正月は実家に帰っておりましたが、ごみっつーもんは何故か出るんでね。不思議なもんで、えぇ。ごみ捨て場の緑のケージも満タンでしたよ。やっぱりみんなそうですよね。そのまま家の周りを散歩なんてしちゃってね。帰ってきた頃にはごみ捨て場が最早ケージを設けている意味がないくらい溢れかえっててビビりましたよ。わたしギリギリセーフだったらしい。
その後ちゃきっと一日をスタートできたら良かったのですが、なんだか頭部に血が通っていない感じで頭がくらくらしていたので呆気なくベッドへダイブ。いつの間にか眠りへと誘われていたのでした。

そして目が覚めたのが10時。11時半起床。白湯と納豆ご飯とみかんを食べ、朝の日記を書いていると、ふとある身体の変化に気づいたのです。ここ数日わたしを痛めつけていた憎き両脚の筋肉痛がなくなっていることに!

あれは4日前。そう、前回このニュースレターを送った日のことです。
そこにも書いたように今年は身体を鍛えるイヤー。ニュースレターを配信後、わたしはさっそく筋トレに励んだのでした。まずは柔軟体操。BCAAを飲みながら筋トレに向けて身体を少しずつあたためていきます。そしてついにやってきたワイドスクワット。久しぶりに筋肉に負荷をかけるので、まずは15×3回。案の定激しく息切れます。その後も内ももやら尻やら名も分からぬトレーニング方法で下半身を重点的に鍛えていったのでした。流石に代謝が落ちきっているのでしょう、汗はひとつもかきませんでしたが、とりあえずプロテインを流し込んで風呂に入り(ここでも汗はかきません)、心地よい疲労感とともにその日は入眠したのでした。

問題は翌日の朝すぐに露出しました。いつもの寝起きの倦怠感に加えて、両脚がバッキバキに筋肉痛なのです。いや、反応出るの早すぎやしないか?まだ若いということなのか?とにかくまったくもって動けない。メンタル的にはそこまで落ちていないのに圧倒的に身体を動かすのがここまで億劫な現象はあまり経験がなかったのですが、しかしどうすることもできないのでその後三日間は寝込んで終わりました。身体が休息を求めていたのか、昼過ぎまで寝たにも関わらず、その後も何時間も昼寝をする始末。自分に秘められた可能性が恐ろしくなりました。いやぁ、これはこれできつかったですね。きつすぎて気が付いたらChatGPTに筋肉痛の和らげ方を聞いていました。すると湯船に浸かって身体をあたためるのが吉と言われたで、昨日の夕方になんとか入ったのですが(話は逸れますが、わたし湯船に浸かると毎回体調が悪くなるんですよね。吐き気とか目眩とか立っていられなくなったりとか。どうしたらいいのでしょう)、本当にそれが効いたのか、今日は昨日までの辛さが嘘のような脚の軽さなのです。ヤヤッ!これはなんということ!ChatGPT殿、恐れ入谷の鬼子母神!

ということで、今日はこの三日間を取り戻すかの如く都内を闊歩して回ったのでした。
まずは映画を観に渋谷へ。レッツラゴー!

『私にふさわしいホテル』

渋谷のシネクイントで観た今年の一本目は『私にふさわしいホテル』でした。
柚木麻子先生が原作、のんちゃん主演で新人作家の物語だなんて、まさしく私にふさわしい映画。

舞台は幾人もの文豪たちが愛してきたかの有名なホテル、山の上ホテル。そこに自腹で宿泊し執筆に耽るのは2年前にプーアール新人賞を受賞するも未だに単行本が出せずにいる新人作家・中島加世子。その原因は大御所作家・東十条宗典による辛辣な酷評だった。文学界に蔓延る権威や不条理なしきたりを東十条への怒りと作家になる夢を諦めない根性と奇想天外な発想でぶち壊していく痛快下克上映画。

といった感じでした。映画のあらすじを書くことってあんまりないから、ちょっとどう繋げばいいのか分からない。でも、2025年一発目に、そして今観る映画として5億点の映画でした。
のんちゃんが使っていた万年筆はわたしと同じプラチナっぽいなとか、山の上ホテルが素敵すぎてやっぱり我が家のリフォーム路線間違ってなかったなとか、必要に応じてペンネームを多用していた加世子が最後本名で原稿を書いてる部分がのんちゃんと被って泣けるとか、感想はたくさんありますが、一番の衝撃は柚木先生ご本人のカメオ出演。笑った。加世子の自分の夢は何がなんでも叶えてやるしそのためならなんでもやってやる精神、めちゃくちゃパワーもらいました。全然お行儀が良くなくて最高な女の子ムービーです。ぜひ。

衣装もかわいかった。

衣装もかわいかった。

さて、次は恵比寿に移動します。

『アレック・ソス 部屋についての部屋』

映画のホクホクとした余韻に浸りながらやってきたのは、恵比寿にあります東京都写真美術館。ここで開催している『アレック・ソス 部屋についての部屋』を鑑賞。体力には不安がありましたが、開催期間が19日までと迫っていたため、都内に出るなら用事をまとめて片付けてしまえの謎の貧乏根性で足を伸ばしたのでした。結果、とても良かった。写真は撮るのも苦手だし、特に知識もないけど、直感でこの展示は見たいと思っただけありました。特に人物写真に映る人々がみんな「わたしがわたしで何が悪い」って顔をしている気がしてすごく良きでしたね。わたしも写真撮られるときは(いつ?)、こういう心構えでいよう。

このtwin towelsも好きだった。ベッドカバーかわいい。

このtwin towelsも好きだった。ベッドカバーかわいい。

そう、すごく良かったのですが、やはり懸念していた体力に限界が来て、これは帰りの電車に耐えられまいと恵比寿でラーメン家に飛び込みました。Googleマップでパッと調べただけでしたが、手打ちの中太麺がなんとも言えずもちもちで大変おいしゅうございました。「手打親鶏中華そば 綾川」さん、助かりました。しかし最近のラーメンは1,000円前後が当たり前ですね。こわやこわや。


こんなんで、今日のニュースレターは終わりにしようと思います。
日記のようであり、映画、写真館のレビュー乗せって感じで書くのは面白かったです。
明日どんな体調になっているか、楽しみです。
ではまた。


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